免疫と血管のお話

    末梢の毛細血管に詰まりなどの通行止めが生じると免疫系の兵隊が病気の現場に駆けつけることも出来なくなり症状はどんどん悪くなります。古来から足湯と言う方法で日本人は足の疲れを血流改善して新陳代謝免疫力を高めて来ました。足湯は掛け流しが原則です。湯の中で真菌が感染しないために掛け流しの温泉湯を利用してきたのです。蜂窩織炎は旅の疲れで末梢血管が疲労物質で通行止めになり治癒の免疫兵が駆けつけられない時に旅で出来た足の傷口から入った連鎖球菌などにいわば砦を築かれるために起きます。本来ならオリジナルの免疫兵の力で連鎖球菌程度は退治できるのですが疲れが足の毛細血管に溜まって血流の通行止めを生んでしまっていると免疫派遣兵は駆けつけられなくて炎症が激化してしまうのです。旅籠でのすすぎ湯の文化はとても科学的なものだったのです。

 

    最近人気を博し始めているでこぼこ土の運動場のある幼稚園も幼い頃の免疫育成率の高さに着目した優れたものです。行き過ぎた潔癖嗜好は免疫育成のためには逆行しかしていません。潔癖すぎる生活はメンタルにまで潔癖こそ正義だといった誤解を生みかねません。元々潔癖な環境など存在しないのです。人類へのカラーヘイトなどにまで繋がってしまう前に行き過ぎ潔癖の無意味に気づいてくださいね。