御利益というものの考察

    私は神仏信仰を持っていません。唯一現世利益を約束してくれると聞き及ぶ魔界の王にこの魂と引き換えに望みを叶えてくれるように祈願しました。しかし祈願しただけでは何も起こりませんでした。宝くじが当たる訳でも無く人気が沸騰し始める訳でもない。そこで考えました。もしかして実行すべき手足として私が動かねば何も起きないのでは無いかと気づいたのです。ただ幸運を待ち望んでいた頃には無かった幸運を拾い上げようとし始めた途端住む家も生活保護のルールで手に入り世界へと通信出来るipadも手元に転がり込んで来ました。自分に出来る事が少しずつ降り注いで来たのです。

    マイケルブルームバーグニューヨーク市長は言いました。正しさを口にする事を恐れてはならないと。善悪の価値判断は自分と相手双方で異なることはごく普通のことですが、絶対正義として存在するものに殺しあってはならないというものは有ると考えられます。世界平和を手に入れたいのなら自分に今出来る方法で世界へと訴え続けることしかないと気づいたのです。

    小さな声は通信機で拡声され世界中に届き始めました。これこそが魔界からの御利益かもしれないと気付き始めたのは最近のことです。